童貞卒業プログラム 未来編 (Pixiv Fanbox)

教育機関用セクサロイド 【チェリーイーター】 童貞卒業プログラムを正確かつ衛生的に行えるよう開発されたセクサロイド。 大量生産向けに余計な機能はそぎ落とされ、必要最低限のインターフェイスと簡易AIを実装。 軟質部分にはグレードの高いシリコン樹脂を使用し、可能な限り人体に近い皮膚感を実現している。 骨格や肉付きはごく平均的なサイズで、オプションパーツも少なく拡張性に乏しい。 特徴的なのは人工子宮を内蔵していることで、卵子提供と医師の同意が取れれば妊娠が可能。外部から栄養を供給することで出産も可能で、ゆくゆくは医療現場での利用も視野に入れられている。 ・前期モデル（デュアルアイヘッド） 人間と同様の「顔」が備わった最初期のモデル。デュアルアイセンサーと口吻部が備わっており、簡易的な感情表現もできる。 また口があるということは口淫によるオーラルセックスも可能なので応用性が高い。だが、複雑な表情筋を再現するため複雑かつ繊細な制御が必要になってしまって高コスト化し、大量生産には向かなかった。 また人間を模した顔を持つことで生徒が性愛感情を抱いてしまうトラブルが頻発。 導入からたった半年で後期モデルに移行した。 ・後期モデル（マルチアイヘッド） メイン一基とサブ４基の複数のセンサーで形成された複眼型。 非人間型にすることで生徒が性愛感情を抱かず備品として扱えるよう、あえて無機質にデザインされている。 口吻部をオミットしたことで性行為の幅は狭まったが、複雑な部品を用いないため生産性に秀で、単純な構造のため耐久性も高くなった。 問題は、このような無機質なデザインに性的興奮を覚える生徒が急増したことで、 後年に重度のセクサロイドコレクターが急増したことだが。