セックス除霊師ケースその４「のっぺらぼう」 (Pixiv Fanbox)

前回、トイレの花子さんに圧倒的な霊力の差を見せつけられたセックス除霊師の珍念氏。 数ヶ月間酒とギャンブル浸りの堕落した生活を送っていたが、このままではいけないと一念発起。 まずは花子さんに少しでも追いつくべく、（小銭稼ぎを兼ねて）毎度おなじみの除霊取材に出演し修行することに。 今回の相手は古典妖怪の「のっぺらぼう」 古来より言い伝えられてきたポピュラー妖怪で、ネームバリューだけなら花子さんにもひけを取らない。 ただ「夜道で通りかかった人を驚かせる」という、はた迷惑ではあるが無害なだけの妖怪なので、戦闘力は皆無。 （無抵抗な妖怪を強制除霊させるなんてマジ外道だなコイツ） と撮影に同行していたプロデューサーは思ったが、そもそもこんなとくでもない企画立ち上げるプロデューサーもたいがい人間の屑なので、さしたるトラブルもないまま粛々と撮影は行われた。 結果、除霊自体は成功したが、顔のない相手に顔射してるだけの文字通り地味な絵面だったので、「こんなのマスクすれば人間でもできる特殊性癖ＡＶじゃねーか」と社長にどやされ、今回の撮影分はあえなくお蔵入りに。 のっぺらぼうにとってはふんだりけったりな結果になった。