RESIDENT EVIL:RE4感想会 (Pixiv Fanbox)
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バイオハザードRE4、発売から2週間ほど経ち、それはもう、先月末はひたすらに遊んでしまいました。
ゲームバランスも含めて素晴らしい作品だった原作を、今の時代にアップデートしつつ、既プレイ者も唸る絶妙な難易度に進化し、バイオ新作としてもリメイクとしても、最高峰のクオリティに仕上がったと思います。
ただただ、ひたすらに楽しかった…スタッフありがとう…。
REエンジンで再現&アレンジされたマップやクリーチャー、登場人物など全てが文句無しにリメイクされ、何よりホラーとしてのポテンシャルが高かった物語が、カルトホラーものとして理想的な再構築をされており、その舞台を立ち回る各キャラクターの掘り下げが最高でしたね^^
8周ほど周回し、マーセ実装前にハンドキャノンも取ったので、今はレコード埋めに勤しんでいます。
予定されているVRも含め、マップや成りを潜めていたクリーチャーを見るに、エイダ編も控えていると思うのでまだまだ楽しみ。
この舞台を「初見」で遊べる機会が待ち遠しいです。
というわけで今回の記事は、感想記事です。結構長文駄文です(笑)
ゲーム内のネタバレが多く含まれるので、ご注意ください。
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・リメイクされたゲーム性について
まず最初に印象づいたのは「めっちゃ難しい」事です。
旧作既プレイとの事もあり、今回は初周をハードコアでプレイしたのですが、敵の硬さや弾薬のジリ貧さがめちゃくちゃサバイバルホラーしていて、窮地を 死ぬか死なないか という瀬戸際が続く理想のサバイバルホラーなバランスで遊べたなあと、今思い出してもめっちゃ楽しんでたなあと思います。
スタンダードでも、実況とか見る限り、最近のバイオ作品の中でもかなりの難しさである事が解りますね(笑
特に全てにおいて乱戦がきつかった…逃げ惑いながら囲まれない安置を探し籠城したり、ごり押しでは進めない楽しさを堪能できました^^
大容量ショットガンとか、限定解除して装弾数50くらいにしたのに、常に弾薬不足だったのが印象深い(笑)
特典で貰えるケースやチャームも、優位になっちゃうかと思ったらアクセサリ的な要素で、むしろ使い分ける楽しさが増えていましたね。
そんな難しい立ち回りの中で、死にゲーの様に徐々に光明を探っていけたのも、ダレずに常にモチベーションを保たせてくれる物語運びも功を奏していたと思います。
旧作散々遊びまくった自分でも、難易度の向上の中で旧作で感じていた操作感がちゃんと重なるんですよね。気持ち良さが増してすらいる。
ゲームバランス取ってくれたスタッフ、めっちゃ向き合ってくれたんだなあと伝わってきます。
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・物語について
今作で一番評価したいのはここ。常々SNSでも呟いていたように、村落にはびこるカルトホラーとしてのバイオ4を遊びたいと願っていましたが、ここまで完璧な形でバイオ4の物語を堪能できるとは思いませんでした。
ロスイルミナドス教団のヤバさが、進化したグラフィックとプレイ中に拾える記録で想像以上に描写され、その異常な舞台でアシュリーを救う為にレオンらが立ち回る。
旧作に比べ悲壮感が増したレオンが庇護対象を護る姿が、バイオとしてもホラーとしても存分に舞台を彩っていましたね。
前作は様々な都合でホラーとしては満たない物語にはなっていましたが、この辺を原作の要素を汲みつつ、ここまでの圧力が高いホラー作品として仕上げてきたのは脱帽です。
セリフだけでは無く、表情の揺らぎで心情を表現できている、シリーズ屈指の良シナリオだと思います。
このシナリオスタッフ…マジで大事にしてくれ…!
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・キャラクターについて
①レオン
今作で最も気に入っている点の1つ、レオンというヒーローの再構築です。
原作のスカしたスーパーエージェント感も好きですが、今見てもその後の映像作品や続編のレオンのキャラ性とは根幹があまり繋がっておらず、作品内で独立したキャラになってしまっていたなあと常々感じていました。
RE2を経て彼のトラウマ(ケンドとか、彼のトラウマの一つになっていてよかったですね)や、6年間にあった出来事が体型や目元に刻まれて、無茶苦茶カッコ良くなっていましたね。
作中でもアシュリーを護る事に執着しており、身を削っていくヒーロー像が好きな身としては、佳境になるほど苦境に立たされる彼の信念が伝わってきて、更に好きになりました。
アシュリーを救出したエンディングで、礼を言うアシュリーに対して、ぼそりと「こっちこそ」と礼を返すひと言、彼の中のトラウマが少し晴れたと解ります。
原作より寡黙感が増しましたが、イベント一つ一つの表情がすげ~良かったなあ…めっちゃ口悪くなってて笑ったけどw
②アシュリー
モデルチェンジされたアシュリー、スケベ方面では色々とナーフされてはいますが、旧作がアニメ版、今作が実写版という感じで、今作の世界観にマッチするバランスに再構築されたなと感じます。
記号的だった旧作に対して、今作は人間としての成長が垣間見え、レオンとの相棒感が強くなりましたね。
コントの様に分断される展開も、二人の関係性を強める良イベントに昇華されているのが素晴らしかったです。
中庭邸での再開のシーンでのやり取りは名シーンですね。
鬼頭さんの吹替えも完璧です。プレイ中のちょっとしたアドリブボイスや、レオンに受け止められる際のひと言とかがめっちゃキュート。
大統領の娘にしちゃおっぱいがデカい身体つきも、顔モデルのエラちゃんとは違うモデルさんを起用しておりこだわりを感じました。嬉しかったです(笑
マーセでも使えるようにならないかなあw
③ルイス
今作で最もアレンジされ、キャラクターとして見事に役割を演じたルイスはベストオブリメイクの一人かと。
旧作は、悪く言えば展開の為に操られたキャラだったんですよね。レオンを動かす為に出てきて、これまた展開の為に操られたかのようなサドラーに殺される…
彼の顛末に至る追加要素が完璧…彼自身は多くは語りませんが、村で見つける記録から、彼がどんな生き方をして、最期にレオンらに向き合ったかが知れて非常にアツい。
ゲームプレイとしても、絶妙な箇所で共闘してくれるので、彼の生き様が非情に輝くアレンジかだったと思います。
立派だったよドン・キホーテ…。
もし、エイダ編出るのならどこかでエイダと協力するシーン入れて欲しいですね。
④エイダ
エロい。エロすぎる。じゅうまんごくまんじゅう。
表情、服装、モーション、ポーズ取っても全てがエロい。
レオンへの感情が表情からダダ漏れでエロい。
ありがとうしか無い。
今作では、結構単独行動で他敵キャラに絡む描写も無かったので、あくまで裏で動いている感じでしたね。
エイダ編に使用すると思われるエリアもチラホラ見えていたので、旧作とは違った形でレオンの裏側を歩んでいそうです。
サラザールの片方の執事=U-3あたりが、彼女の大きな敵になりそう。
何気にラストバトルでレオンと肩を並べてサドラーと対峙するシーンはアツかった。レオンが戦っている後ろでロケラン求めて走り回ってたんだろうかw
世界観に合わないのかなとリストラされていたレーザートラップ先輩、RE世界でもエイダなら回避挙動出来そうなので、そこで実装されると予想。
⑤クラウザー
こちらも旧作は「誰?」と言わんばかりにいきなり出てきたクラウザーさん。
ゲームスキルとは関係のないQTEで煮え湯を飲まされてきたボスでしたが、今作に導入されたナイフパリィ(神)を駆使したガチンコナイフバトルになってて驚きました。
レオンとの関係も再構築され、上官として教練経験のある間柄になっているのが良いですよね。
レオンが執着する「護る事」に対して、レオンを否定する役目を与えられており、既知の仲としての対決感がしっかり出ていたなあと思います。
RE世界ではオペレーションハヴィエの内容も変わっているんだろうけど、ルイスを絡めた行動でレオンとの因縁も巧く描かれていて、1作で退場する敵としてしっかりと役割を果たす素晴らしいキャラになっていましたね。
⑥サラザール
こどおじこと中盤のボス。旧作のコメディタッチはナリを潜め、城の記録から彼の歪んだ人間性が色濃く出たサイコな敵に昇華されており、
謎のハッキング舌戦や旧作のロボ要素などが無くなったのは寂しいですが、圧力の高いキャラとしてこちらも最適解かなと思いました。
幼くして失った親をサドラーに見出しているのも、ブレーキが完全に無さそうな異常性に拍車が掛かって良かったですね。
サラザールはボスバトルの形態が旧作から大きく変わっており、こちらもきちんとアクション&シューターとして立ち回る必要がある良いボスになっていたと思います。
めっちゃ苦戦したなあ…というかボス全部苦戦したわ……立ち回りに気付くときちんと倒せたりするのが嬉しいですよね。
⑦サドラー
今作のサドラーは、この大いにヤバイ教団の教祖として、(幻影や夢では出ますが)レオン達の前に登場するのはかなり後半までお預け状態となっており、
村や城の様々な記録が、教祖のカリスマと異常性を存分に描いていて、彼の意思が世界に放たれたらヤバイというのが伝わってきました。
サドラー家もかなり設定が増されており、ロスイルミナドス教団が今後も世界に広く伝わっているような、良い布石を残せましたね。
人間形態のデザインも禍々しくて素晴らしい。ボス形態はシステムこそ原作通りでしたが、挙動やマップで滅茶苦茶沼りました。ロケラン候補筆頭ですわ(笑
⑧その他
その他、村長やガナード、プラーガ周りも歯ごたえのあるアップデートや設定の掘り下げが見事でしたね。
村長は、感染前の人となりも深く描写され、村の変異を記録する役割に一役買っていたなと。エイダ編でルイスと絡むシーンとか見てみたいなと思いました。
ガナードは全体的に固く、邪教徒も女性が増えていたりと教団の広まりの深さを感じます。
プラーガ、特に虫状態でガナードらを乗り回すタイプの変更は、画的にも凄まじく、真っ先に処理しないといけない様な進化を遂げてて面白いですね。
首無しガナードを乗りこなす絵面は凄いです。
皆のアイドル、リヘラナドールたんもめっちゃ倒しにくくなっていますよねw アイアンメイデンへの遷移は設定的にも「こっちが最適だな」と思えるセンスでお見事でした。
全体的に「相手したくねえ~」さが原作より増していて、弾薬管理や動線を選ぶ面白さに繋がっていたリメイクだったと思います。
まだ未定ではありますが、エイダ編で出てくるリストラ勢もいるでしょうし、結果的に削られ感は無く、ホラー作品として最適化された構成だったかなと。
ぶっちゃけボリュームもシリーズの中でも一番多いのではないでしょうか。
新クリーチャーとか出てきて欲しいなあ。
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・追加コスチュームについて
ここが爆イチに不満です。
前から思ってたけど、最近の追加コスチュームスタッフ、ほんまつまらん…。
こういうゲームの追加コスチュームは、セクシー系は時代とは言え、お遊びや舞台のミスマッチさによる笑いで楽しませるかがキモだと思うんですけど、最近のバイオの追加コスチュームはミリタリー系のバージョン違いや特に面白みのないカジュアルスタイルばかりで、ディフォルト衣装に全く及ばないのが目立ちますね。
シリーズ衣装や旧コス再現は当たり前に入れるべきだし、この辺、時間も金も要して良いので、エイダ編を持ってきちんと実装してミソ付けないで欲しいなあと思います。
ポリコレによるナーフで色々努力しているのは解るんですが、金払わない声より金を払う層の声をきちんと汲んで欲しい…。セクシーもスカートも良いじゃん…有料DLCで良いからさ。
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と、最後にワガママの様な不満はありましたが、総じて今年トップ1の面白さと完成度、何より大好きな旧作を想像以上のリメイクで世に出してくれた事に感謝です。
もう一生、初見でRE4出来ないのが惜しいくらい。
久しぶりに、楽しみにしていたゲームの為に時間を作って、寝る間も惜しんで遊びまくって、なお作業の合間に遊んでしまう…昔のバイオ4の時の自分の様な状態に苦笑しつつ、良い期間を過ごせました。
レポートの方も熱が入りますね^^
クラウザーとか、エロに使い辛くなるほどカッコ良くなってたりするので、色々と変えなければw
次回はレポートの更新を予定していますので、お楽しみに~。